最近の読書

久しぶりに読書週間。


日輪の遺産 (講談社文庫)

日輪の遺産 (講談社文庫)

戦時中に隠匿された財宝を追え!
ミステリーであり、冒険活劇でありそして心に残る小説でした。
大変な時代だったんだなあ。


儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

表紙買い。富豪とお手伝いさんにまつわるちょっと不気味なミステリー連作短編集。
作者が最後の一文にこだわった小説だそうで。これは面白かった。
ラスト一文の衝撃は「玉野五十鈴の誉れ」が戦慄が走ったけど、意外な結末ににやりとした「山荘秘聞」が好き。


世界一気弱な探偵小説。
実は「儚い羊たちの祝宴」が面白かったので同じ作者のを、と思って間違えて買ってきた。
トリックはともかく、読み終わると題名が面白いなあと感心してしまったり。


たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖 (新潮文庫)

たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖 (新潮文庫)

題名買い。イタコの千歳と幽霊の声を聞く幸代のミステリー。
オカルト色は割と 少なく、そして肝心の千歳があまり活躍しないという。
方言は可愛かったけど、ストーリーは正直イマイチかなあ。


わくらば日記 (角川文庫)

わくらば日記 (角川文庫)

人やモノの記憶を見てしまう姉さまの話。全体を通してどことなく悲しい感じが漂ってるけど
語り口調が優しいので読みやすいし、登場人物がみんなどこか可愛らしいのでほんわかする。

ふり返るなドクター―研修医純情物語 (幻冬舎文庫)

ふり返るなドクター―研修医純情物語 (幻冬舎文庫)

大学病院を舞台にした、コミュニケーションって大事だよね!!ていう話。
フィクションなんだかノンフィクションなんだか・・・。どうしても作者がちらついて登場人物に共感できない。
盛りあがりにも欠けるしね。前半は割と面白かったんだけどな。
後半の、祐太と瀬戸の会話がお互いの意見に対して同調と肯定ばかりで不自然で気持ち悪い。