イスラムってなんだ

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

アジアの貧民層とイスラムの性の実態を探るルポ。
「物乞う仏陀」を読んだときも思ったけど、仕事めんどいとかしんどいとか言ってすみません。自分は傲慢で醜いなあと己を恥じる気持ちでいっぱいです。
この筆者すごいよー。よく踏み込んでくなあ。
しかも何もできない自分を恥じてることを取り繕わず、隠さず、常に正直に人と向き合う姿勢がすごいと思う。
日々を強く生きている人々に感動。
幸せの尺度は己が決めること。自分しだいで毎日笑って過ごせるんだよね。


イスラムものしり事典 (新潮文庫)

イスラムものしり事典 (新潮文庫)

「神の棄てた裸体」を読んでイスラムってなんでそんな厳しいの、イスラムって何なの、と思ったので、書店で見つけたイスラムについての基礎知識本を購入。
最初のイスラムの成り立ち的なところはさくさく読めたんだけど、建築関係のところで盛大にけつまずいた。
建築関係興味もてない・・。
砂漠で生きるムスリムの知恵とか文化とかなかなか面白かった。
でも、キリスト教ユダヤ教イスラムも、もともとは同じ神様なのに仲悪い・・不思議。
プロテスタントカトリックとか、シーア派スンニー派とか・・同じ神様を信仰してるのにね。
まあ仏教だって宗派がいろいろだけどさー。同じ神様でも信仰の仕方だとか指導者だとかでいろいろ変わってくるのね。
と今更なことが興味深かった。もともとあんまり信心深くないからなあ・・。
教養として聖書を読むべきかもしれないなあ。