最近の読書

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸杜子春は子供の頃児童書で読んで妙に怖かった覚えが。おおおおお父さんとお母さんが人面馬に・・!
芥川龍之介が年少者むけに書いた短編を集めた文庫本。
年少者むけでちょうどいいよ純文学は。

始めお前の顔を見た時、どこか物わかりが好さそうだったから、二度まで大金持ちにしてやったのだが、それ程仙人になりたければ、おれの弟子にとり立ててやろう

杜子春より


3度も無駄すぎる贅沢三昧で全財産を失くし無一文になってる時点で、どう考えても物分りはよろしくないと思うのだ、仙人よ。
杜子春は働きもせず金がないから死にたいとか言い出すような人だよ?!
結局最終的に仙人、杜子春に畑と家あげてるし。
あんた杜子春のなんなのさ!
杜子春は5年後くらいにまた「作物がうまく育たないから死にたい」とか言い出すよきっと。



武士道シックスティーン (文春文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)

まるで野武士のような女子高生と、お気楽不動心の女子高生の青春剣道小説。
女の子の友情、素晴らしいじゃない!一気に読むほど面白かった。
般若の竹刀袋いいなあ。

相手に打ち込むことで技を磨かせてもらい、相手に打たれることで自分の弱点を教えてもらうのだ。と剣道の先生が言っていた。
相手に敬意をもって対峙する。礼に始まり礼に終わる、それが剣道。
剣道って素敵ですよね。
でもまたやりたいかっていったら絶対ごめんですがね。



マドンナ・ヴェルデ

マドンナ・ヴェルデ

かいどうせんせーの本は出たらハードカバーでも買う。
ジーン・ワルツと同時進行の小説。
久しぶりに登場人物にむかつきすぎて続きがなかなか読めない小説に出会った。
ジーン・ワルツは「クールウィッチ」曽根崎理恵がかっこよかったんだけどなあ。こんなにむかつく女だったとはな。
親なんだからしてくれて当たり前、みたいなところが、もう、ね・・!!
代理母問題はいろいろ思うところはあるけど、それよりも理恵が!読んでて苛立つ!



イラスト・図説でよくわかる 江戸の用語辞典~時代小説のお供に~

イラスト・図説でよくわかる 江戸の用語辞典~時代小説のお供に~

これちょお便利。そして面白い。
こーゆーのが欲しかったんだ・・!!!
辞典、ではあるけど、語り口調だし普通に読み物として面白い。



鼠、闇に跳ぶ

鼠、闇に跳ぶ

すみません、浅田次郎と間違えて購入しました、赤川次郎先生。
浅田次郎赤川次郎は名前が似てるよねー間違えそうと姉と話したことがあったが、まさか本当に普通に自然に間違えて購入してしまうとは。
しかも読み始めるまで気づかなかった。
その上ハードカバー。
やっちゃったなあ。