読書の夏


赤い指 (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)

久しぶりに東野圭吾。読了。
あいからわず夢中でさくさく読ませてくれるのは素敵だわ。
しかし重い上に救いがない話でつらい。
平凡な家庭ってなんだろう。
平凡な家庭なんかないんだよ。


すじぼり (角川文庫)

すじぼり (角川文庫)

1日で読了。
題名から彫り物師になる話だと勝手に思ってたら違いました。任侠・人情モノ、かなあ。
「ぼく」という一人称にちょっと違和感。「僕」ではなく「ぼく」。
そんな「ぼく」がいつまでたってもはっきりせず葛藤してる様はまさに「すじぼり」。
中盤くらいまでは面白かったのだけど、後半は殺伐としてるし終わり方がかなりあっさり。
なんだか見てたテレビをいきなり消された気分。