あやかしかし
- 作者: 輪渡颯介
- 出版社/メーカー: 講談社
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時代モノで怪談モノでしかもミステリーなんて素敵。やっぱり怪談は時代モノだとしっくりきますなあ。
しかもこれは・・!
かなり好みだ!
家の周りを歩き回る足音って想像するとちょっと怖い。
でもこーゆー怪談ものだけど怪談だけで終わらないの好き。
浪人・平松左門の酒好きぐうたら具合も素敵です。
しかし難を言えば装丁が・・・。なんでこんな無駄に明るくて暢気な装丁にしたんだろう。
もうちょっとなんとかならなかったのか・・。
- 作者: 輪渡颯介
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- 作者: 輪渡颯介
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「掘割で笑う女」がシリーズ一作目なんですね。3作目から読んじゃったよ。
作者も言っておられるけれど、やはり女の幽霊ていうのは恐いですね。
女の幽霊を見ると死ぬという話が流れるなか家老が闇討ちされる。怪談を愛する浪人・平松左門が真実を暴くという話。
霧の深い晩、掘割から覗いてる女。しかも笑ってる・・・恐!
まるで一枚の絵のような美しい怪談シーンだなあ。
そしてこの話の終わり方がなんとも気が抜けていいなあ。
「百物語」も読了。
シリーズモノを一気読みする幸せ・・なんて贅沢。
百物語に興じた直後、主催者の和泉屋が姿を消した。奇妙な百物語の会の裏にある真相を探る話。
恐がり侍・刈谷甚十郎がいちいち情けなくって良い!でも剣豪。怖がり剣豪!
話が展開していく中で、短い怪談がちょいちょい入ってるので百物語を自分がしてるような気分になっていい。
そしてこの本は装丁が素晴らしいと思うのですよ!
不気味ででも綺麗で。題字も豪華だし。
文庫にするときも是非この装丁でしてもらいたい。