紅炉上一点の雪

消えずの行灯―本所七不思議捕物帖 (双葉文庫)

消えずの行灯―本所七不思議捕物帖 (双葉文庫)

ちびちび読んでた「消えずの行灯」読了。
本所深川七不思議を思わせる事件が巻き起こるお話。
でも釜次郎が謎が解けたとき「紅炉上一点の雪」と呟くのがよくわからなかったんだけど、「一点の迷いも疑問もなく謎が解けた!」ということでいいのかな。
まあそれはともかく本所七不思議ってそれ自体はべつにそんなに怖くはないよね。
「不思議」であって「怪談」ではないからか。
本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)
同じ本所七不思議が題材なら宮部さんの「本所深川ふしぎ草紙」をどうしても思い出しちゃうのだけど、「消えずの行灯」は歴史上有名な人物が事件に関与してきたり、謎解きに時代小説らしからぬ科学色があって面白かった。