吉原

吉原手引草

吉原手引草

吉原手引草、読了。
吉原が舞台・・!読みたい!でもハードカバー高い!
と買うのを迷ってたらまんまと本作が直木賞を受賞して、尚更買うのをためらってしまった。
○○賞受賞!!と大々的に宣伝されるとなんか買いづらくはないですか。


でも結局吉原が舞台、に惹かれて購入。
面白かった・・!
吉原の手引き書としても面白いし、一人ずつ語られていく話の内容もおもしろい。
葛城花魁の生い立ちはちょっとインパクト薄いような気もするけども。
でも吉原を追体験できた。こういう語り口調の小説って好きだ。
ていうか、こないだまで杉浦日向子さんの江戸本を読んでたので、更に楽しめた。あー、これ日向子さんが言ってたなー!とか思いつつ読めたので。
なので私的には割とミステリーは二の次で、すばらしい吉原入門書な感じ。
不思議な世界だなあ、吉原。