お豆
- 作者: 金城一紀,矢ヶ瀬智子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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フライダディフライでおっさんがゾンビーズに協力頼むのはそんなに違和感なかったけど、女子高生となるとちょっと微妙ですね。
強姦(?)されそうになったところを助けられたからと言って、そんなほいほい信用するかなあ。むしろそんなことがあった直後なら逆に警戒するんじゃないだろうか、男性に対して。ゾンビーズはいい奴揃いなのは知ってるが、でもそれが初対面の「お嬢さん」にも通じるかと言えば疑問が残るので、ちょっと強引過ぎる導入部ではないかな、と思ったり。
でも鬼ごっこのお豆って、言い得て妙だと思いましたね。一緒に居たいのに入れない、置いていかれちゃう。誰もそんなことは言わないけど、だからこそ痛切に感じるっていうのはすごくわかる気がする。
集団の中にあって、自分が異分子だと感じる瞬間てたまにありますよねえ。
でもそれを踏み越えて、自分で跳ぼうとする岡本さんの強さにちょっと惚れ惚れしました。