最近の読書

男振 (新潮文庫)

男振 (新潮文庫)

若干17歳でつるっぱげになってしまった侍の話。
内容以前の問題として、裏表紙のあらすじに中盤以降に発覚する事実も、そして結末まで書かれてしまってる。
そりゃねえよ。
あのあらすじがなければもっと面白く読めたろうにな。

影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫)

影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫)

怖い話というよりはじわじわと不気味な話。
じんわり漂ってくる雰囲気が素敵過ぎる。

あやしうらめしあなかなし

あやしうらめしあなかなし

再読。まず題名がとにかく大好きだ。そして装丁も大好きだ。そして浅田次郎の書く話が好きだー。
好きだー。
怖いというより不気味でありつつ物悲しくも心優しい短編集。
虫篝とかね・・不気味でもあり、寂しい。でも心温まりそして泣ける・・。
職人芸。


もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2ページに1回くらいの割合で、
オサキおよびオサキモチは普通とは違うんだ!特別だ!強いんだ!最強だ!
と訴えかけてくるのでちょっととうざい。わかったから。そんなに強調しなくてもわかったから。
そんな感じで全体的に拙く、ぼんやりと散漫な印象。最終的な尻の落ち着けどころも中途半端な気がする。
どのへんが隠し玉としての魅力なのか・・な・・。


夜消える (文春文庫)

夜消える (文春文庫)

某雑誌でオススメだったので読んでみる。
なんか似たような話を読んだような・・と思ったら家にもう一冊あった。
ああー・・似たような話ではなくそのものを読んだことがあったのね・・。


1283345143*

室の梅 おろく医者覚え帖 (講談社文庫)

室の梅 おろく医者覚え帖 (講談社文庫)

おろく医者の話。
最後の最後でなぜそんな悲劇が・・。
宇江佐さんの本は最後に落とし穴的に悲劇が待ち構えてることがあるよねえ・・。


色町のはなし―両国妖恋草紙 (幽BOOKS)

色町のはなし―両国妖恋草紙 (幽BOOKS)

江戸であやかしだの、見世物小屋だの、舞台装置はすこぶる好み。
前作もそうだったけど、舞台装置はすこぶる好みなのだけど、内容的には好みと微妙にずれたところに着地するんだよなあ・・・。不思議。
でもきっと次作も読む。