穢れ?流せばいいんじゃね?


唐突に夜中に電話し、つわりで苦しむ妊婦に「穢れと清め」について聞き出す。ちなみに旦那は当直帰りで疲れきって爆睡中であったらしい。
知らん。そんなこと。
知的欲求の前には人の迷惑なんか関係ないのだー。


生きている以上穢れは自然に溜まっていくもので、穢れたら清めなきゃいけなくて、清めるためには儀式を行う。でも儀式で清めるっていうのは別に神様の力によって綺麗になるんじゃなくて、儀式を通過することによってハイ!ここから綺麗になったよ!ということらしい。
そうか!清めってリセットのことなのか!神道とはリセット機能と見つけたり!
しかも今は6月。
6月といえば大祓*1
おお・・私のリセットボタン発見!
押さなきゃリセットボタン!大祓に行かなくちゃ!


神道っていろいろ面白いな。
ケガレとハレとか、荒魂と和魂とか。
あとものすごくおっかないモノも倒したりするんじゃなくて祀っちゃうのが素敵。
「うおおお、怖ええ!超おっかねえ!超強え!!
でもこんだけおっかなくて超強いってことは、祀ったらなんかすごいいいことあるんじゃね?
拝んどいたらそのすごいパワーですごいいいことしてくれるんじゃね?!ご利益あるんじゃね?!!」
みたいな。


農耕民族は鎮めて奉る。
それは穢れと清めを繰り返しながら同じ場所で生きるから。
狩猟民族は倒して乗り越える。
なぜなら狩るものがなくなったら次の場所にいくから。
そーゆー違いなのかしら。なんか面白いなあ。
キリスト教みたいな唯一神信仰ってあんまりこう、すべては神様のおかげ駄目なのは私の信仰心が足りないからみたいなとことか納得できないんだけど、そーゆーのもいろいろ調べたら興味でてくるかしら。面白いと思うかしら。
でもまあ私は日本神道の妙なおおらかさが好きだわ。
天照大神を「姉萌え・引きこもりの元祖」と言っちゃう日本人の鷹揚さが誇らしいわ。
世界に誇れ、日本のオタク気質。
日本の神様っておっかないけど、おちゃめで親近感湧くよなあ。


しかし、大祓とかケガレとハレとか・・もっとちゃんと大学の時にいろいろ勉強すればよかったかしら。
民俗学ちゃんとやればよかったなあ。
でも大学時代をやり直せるとしても勉強しないのは目に見えてるので、別に大学生に戻りたいとは思わない。
知りたいことは今でも勉強できるしね。
あ、そういや神社は、お寺の坊主の説法みたいな、神道のありがたい話というか神道についての話を聞く機会はないのか、と尋ねたら、前もって神主さんにお話聞きたいんですけども、って電話すれば相手してくれるらしい。
おおそうか、それはいいこと聞いた。
今度近所の神社に突撃して小学生のように興味津々であれこれ聞いてこようと思います。

*1:6月30日大祓式。年に2回ある日ごろのケガレを祓う日。もう1回は12月31日。