楽しければいいじゃん


本屋の文庫コーナーで聞いた女子高校生の一言。
「私、将来まともな大人になれるかすごく不安」
そんな真面目な不安を抱いてる時点で君はかなりまともな大人になれると思うよ。


古事記 (学研M文庫)

古事記 (学研M文庫)

因幡の白兎は結局大国主になにしてくれたんだっけな、と気になったので久しぶりに読んでみる。
白兎は予言をくれただけでしたよ、まきさん。
まあ、神話では予言はかなり重要ではあるけどさ。


田辺聖子古事記がわかりやすくて良かったんだけども、廃盤になってしまったみたいですね。おしい・・。
川出文庫のは神様の名前がカタカナで逆に読みにくかった・・。あと「〜じゃ」口調のもあったけど、やはりそれはそれで読みにくいよねえ。
学研文庫の古事記は読みやすいですよ、まきさん。


古事記、面白いよ。
三貴神とか神様だけどもやることがどこか微笑ましい。
姉ちゃんのばーか!!的な天照とスサノオの兄弟喧嘩とか。そして怒って引きこもる姉〜・・。
自分が一番長女。
影が薄い次男。
わがまま放題末っ子。
そうそう三人兄弟ってこんな感じよねえ!!みたいな三貴神
神様たちが、神様だからなのか、自分を飾らなくて自分に正直で、結果本能丸出しな感じで。神様なのに人間味溢れてて親しみがもてますな。
覗くなって言ってんのに覗いてみたり、お母さんに逢いたいーって泣いてみたり、
俺の子じゃないだろ!って言われて、じゃあ見てろ、証明してやるわー!!!とキレてとんでもない行動にでてみたり。


古事記に対して微笑ましいとか神様本能丸出しとかすごい軽い感想だけども・・。
わたくしは専門的なことはわからんし、文学的なこともわからんので、ただ物語として読んで楽しんでるので。
神話も堅く考えないで、楽しんで読めばいいのよねえ、と思うわけですよ。
だから不謹慎でも罰当たりでもない。・・と思う。多分。
うーん・・なんか専門家に怒られそうな気もしてきたが・・。まあ、ね、本は楽しく読まなきゃ、ね。


古事記は好きだけども日本書紀は読んだことないんだよな。
なんか日本書紀って難しいイメージがある・・。
まあためしに今度読んでみようー。