サンシャイン


キリアン・マーフィー主演サンシャイン2057を見てきましたよー。
キリアン・マーフィー主演で、ダニー・ボイル監督アレックス・ガーランド脚本、
ついでに真田広之(ついでか)
と来たら見ないわけにはいかないでしょうよ!!


太陽が死滅してしまうので、太陽に直接核爆弾を突っ込んで蘇らせようというプロジェクトを実行する、
という映画。
イカロス・プロジェクトなんて景気の悪い名前付けてるから
特攻隊的なプロジェクトなのかと思ってたら、
ちゃんと復路も計画しててびっくりしました。
だってさ、確かに太陽に向かっていくからイカロス・プロジェクトって
ぴったりだけども落ちる気満々ぽいじゃない。



以下ネタバレ。
期待通りスリルはあった。
中盤はかなり怖かったー。ビビリーなもので。
消息を絶ってたイカロス1号を発見し、中を探索するあたりはもう一人で極限状態に陥ってました。
まあラストらへんはちょっと奇想天外だけどな。あれは一体何なの?
まあ何だっていいけど。


そしてダニー・ボイルが監督なだけに、
キリアン・マーフィーがジムさん*1臭を振りまいてた。
ジムさん臭=ヘタレ臭、もしくはダメな子臭。
そんなダニー・ボイルの描くキリアン像が大好きだ!!
ヘタレなキリアンが大好きだ!
「殺ろう」と言う時だけ何故かほんのり嬉しそうなキリアンが好きだ!
これはやはりキリアン・マーフィーの魅力を楽しむ映画か。


イカロス2号の敗因は重大な決断をキャパ(キリアン・マーフィー)に一任してしまったことだと思う。
ダメよ、そんなことしたら!!
キャパは、ジムさんは重大な分かれ道に立ったときに無意識に
だが決然と確実に最悪な選択肢を選んでしまう人なんだぞ!
そして最悪な選択肢を選んでおいて
自分だけはギリギリの線で生き残っていく人なんだぞ!!
嫌な強運の持ち主・・!


キャパは素敵に無敵にヘタレ臭を振りまいててかなりときめきましたが、
普通にかっこよかったのはメイス(クリス・エヴァンス)。
思ってることは全部口から出てる。
男前メイス!!地球を救ったのはメイスの決死の行動だと思う。
あとカネダ(真田広之)もかっこよかったです。
頼れるキャプテン、て感じで。
まあもったいないことに序盤で退場してしまうんですが。
頼れるキャプテンだからこそ序盤で退場なんでしょうけど。


それにしても宇宙で死ぬのってやだなあ。
永遠の闇を彷徨うんですよ。怖いじゃない。寂しいじゃない。
宇宙には行きたくないなあ。行けないけど。

*1:ダニー・ボイル監督、アレックス・ガーランド脚本「28日後・・」でキリアン・マーフィーが演じた役