プルートで朝食を

キリアン・マーフィーを観に行ってきました、銀座まで。銀座遠い・・。でも銀座でしかやってないんだもの。それも7月までしかやってないんだもの・・。
しかし銀座は高級服に身を包んだ金持ちしか歩いてない、人通りがあんまりなくて優雅な町並みだったと記憶してたのに、休日の銀座は人に溢れてて新宿や渋谷とあまり変わらなかったな。前に行った時は単に平日だったからか?
都心はどこも人がいっぱいで気味悪いですな。みんな一体何してんの?

プルートで朝食を」を見に行ったわけですが、マイナーな映画でしかも単館上映だからそんなに混まないだろうと思ってたら、意外に盛況でびっくりでしたよ。そしてキリアンがオカマの役で女装って、キリアン君のあの顔ではあまり綺麗なオカマにはならないだろうと思ってたのに、割りに見られるオカマになってて改めてメイクってすごいって思ったり。
割りに見られる、というか綺麗でしたよキリアン。角度によっては。


プルートで朝食を、は服装倒錯者のパトリックが自分を捨てた母親を探しに行くお話なんですが、良いお話でした〜。笑ってそして泣ける映画でした。
暴力とか差別とか英国とかIRAとか、いろいろ複雑で容赦なく厳しいことがパトリックを取り巻くけども、パトリックはいつも自分を捨てずにまっすぐで、ユーモラスで愛に溢れてる。自分を神話の「キトゥン」と思い込むことでツライ状況も笑いに変えて切り抜ける生き方は素敵だった。
キリアンは本当に演技がうまいですねえ。パトリックは寂しさを笑顔に隠す芯の強さがあった。あのヘタレなジムさんと同じ人がやってるとは思えないよ、本当に。すごすぎ。
でも演技はうまいし、割りに美形なのに、彼はこの先一体どこに行くつもりなのか。イロモノ個性派俳優の道を爆進中ですねえ。


サントラ↓

Breakfast on Pluto

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